キャメロットを覆う影 その2

※一番左がどう見ても愛の戦士パーシバル卿
(4人で2時間)
【概要&ルール】
省略!
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【プレイ内容】
とりあえず、プレイ開始前に全キャラクターの能力を全員で確認しました。アクション消費無しで移動できるとか、やはりどうも地味です。アーサー王はともかく、基本的にキャラクターの能力はゲーム中に数回、あって良かった!という場ができる程度の能力に抑えられているようですね。
そんな中でも、前のメンバ(アーサー王、ケイ卿、パーシバル卿、ガウェイン卿)の能力がやはり強かったように思うし、使い慣れてるから前のメンバのままで行こうと言うことになりました。
ただし、誰が使うかは決め直しました。
その結果、僕:アーサー王、相方:ガウェイン卿、T:ケイ卿、Y:パーシバル卿となりました。
今度は、スタート時点からござる全開です。
相方:「やはりランスロットクエが鍵だと思うでござるよ」
Y:「その通りでござるが、拙者、準備が整っていないでござる」
T:「ここは任せるでござる。殿がそこそこの戦士を都合してくれれば勝てそうでござる」
と、Tがランスロットクエに移動。
僕:「なかなか言い出せなかったでござるが、殿のところには貧弱な戦士しかいないでござる。しかし、安心召されい、城に留まり力を蓄えるでござる」
相方:「拙者、なかなかの戦士を知っているでござる。聖杯の奪還に向かうでござるから、もし殿が聖杯の知識をお持ちでしたら、教えていただきたいでござる」
誰かがござるよニンニンと言いだしそうで言いださないような変なテンションでしたが、前回とは違い声が出ています。
相方が宣言通り聖杯に向かい、カードが連続で出ていたピクト人クエにはYが向かいます。
僕は円卓に留まってひたすらカード補充と能力を使った交換を行います。
相方はえらいたくさんの聖杯を持っていたようですが、相変わらず一進一退で、ひとりではなかなか押し切ることができません。そうこうしてる間に、Yがピクト人クエを終わらせます。
Y:「拙者、どこに向かえば良いでござろうか」
僕:「パーシバル卿。卿は聖杯の探索に向かっていただきたい」
Y:「聖杯の知識にはそれほど詳しくないでござるか、よかろうか?」
僕:「うむ」
相方:「私、もうあんまり聖杯の知識ないから、Yちゃんきたら出せるだけ出して、城に戻ろうかな」
この時、僕の手札にはTからまわってきていた聖杯があり、しかも、相方の手札にはまだ聖杯があるのはわかっていたので、僕の手札からYに回せば良いと思っていました。
そういうわけで、Yが聖杯クエに移動。相方と共に聖杯の探索を進めます。さすがに2人だと早いです。(正確には早いというか、黒カードでの邪魔が入る前にどちらかの手番がくるので早く感じるんですかね)
相方の聖杯の知識がつきたようですが、あと1枚Yが聖杯を置けば聖杯クエはクリアです。しかし、Yは「拙者、もう聖杯のことはちんぷんかんぷんでござる」と言ってます、ここで相方の次の手番の僕がYに聖杯カードをパス! これで、その次の手番のYが聖杯カードを置け、聖杯クエクリアです!
クリア時にクエストに参加していた相方、Y、僕の3人のライフ回復+カード補充(7枚!)、そして白い剣が円卓に置かれ、Yが聖杯を手に入れます。
相方:「殿、クリアする時だけ聖杯クエに立ち寄ったでござるな」
Y:「さすがこすいでござる」
僕:「卿らが気になったでござるからな」
そんなことをしてる間に、Tはランスロットを鮮やかに撃破し、城でのカード補充を行った後、サクソン人クエに向かっています。
ランスロットの鎧の特殊効果”黒カードを2枚引いて、1枚のみ効果を適用し、もう1枚は山札の一番下に置く”が強すぎます。どちらを選んでも大して状況は変わらないということはあったようですが、Tがキャメロットを襲う影を未然に防ぎまくりです。(まあ、下に置かれるだけなので、プレイが長引けばいつかは出てくるのでしょうが、そこまでプレイが長引くことは無いと思います)
Y:「パーシバルの先見(山札の一番上の黒カードの内容を見ることができる)の能力が、食われているでござるな…」
僕:「もうパーシバル卿には愛しか残ってないでござるな…」
エクスカリバーは完全に無視していたので、とっくの昔に失敗に終わっていましたが、黒騎士もまた襲ってきた
ピクト人も撃退し、白の剣は次々に円卓にもたらされ、特に波乱もなくクリアとなりました。
【感想】
負けても面白かったけど、勝つとやはり面白い!
4人では少ないかもと思っていましたが、4人くらいがちょうどいいですね。
全力でプレイしてぎりぎり勝つか負けるかはらはらするラインだと感じました。
たぶん5,6人だとかなり楽だと思います。今回のプレイでは捨てていたエクスカリバー、ドラゴンのクエストもクリアできるのではないでしょうか。
まあ、裏切り者が入ることになるので、そう簡単でもないでしょうが。
と言いつつも、このゲーム、裏切り者ってそんなに邪魔できないような気もしてます。最後まで告発されずに2本の剣を裏返すか、告発ミスを誘って1本ずつ黒い剣を増やすというとこだけだなと。なので、積極的に邪魔して目立つよりも、普通どおりにしてる方が余程邪魔できるのではないかと思います。
あー、ランスロットの鎧を裏切り者にとられたらやばいかもしれません。
それほどまでにランスロットの鎧はキーアイテムだと思います。本当にとれるか取れないかで天地の差です。
あと思ったのは、黒騎士やランスロットのクエストに黒カードを置く時に伏せて置くと、手札が1枚補充できます。
これって、基本的に伏せておくことで良いように思いました。
最初は、まず、クエストに挑戦している本人の場合は、伏せておいて問題無しだし、数字が低ければ大勢に影響ないだろう…と考えたのですが、これ、数字がオープンだったとして、何ができるかっていうと、クエストに挑戦しているひとが今後出す数字の大きさを変えるくらいですよね。
でも、出す数字を変えるほどカードを持っている場合ってそうそうないでしょうし、少なくとも、うちらは、手加減とかせずに出せる最大数を出していたので、数字の大きさを変えると言うことはありえません(できません)。
数字がでかすぎて勝てそうになかった時にも、城に戻ったり、他の人が参戦するまでの間に、大概の場合、黒カードが出てきて負けてしまうように思います。
あえていうなら、ケイ卿の特殊能力(戦闘系のクエストの成功判定時に1枚追加でカードを出すことができる)を使う時くらいでしょうか。
まあ、こんなことをうだうだ考えてプレイするのではなくて、パーティーゲームとしてノリで楽しむのがいいように思います。
ござるはともかく、ロールプレイは基本ではないかと。
なんとなくで恐縮なのですが、パンデミックは規律正しい行動を全員が求められ、それこそ司令官の元で一丸となって
(全員が同じ判断基準で)プレイすることが必要なように思いますが、キャメロットを覆う影は、それぞれが自分なりにプレイしつつ、結果としてチームで勝利となる、そんな印象を受けました。
スポーツに例えると、パンデミックはサッカーやバレーで、キャメロットは剣道とかテニスの団体戦(ダブルスってとこで協力という要素もいれてみました)って感じです。この例えでお分かり頂ければ幸いです。