魔法のラビリンスカードゲーム

(2人でインスト込み1ゲーム10分程度)
【概要&ルール】
魔法使いの子どもたちはこっそり、魔法の印をとりにきました。大人の魔法使いに邪魔されずに魔法の印を集めましょう。
“カードゲーム”となっていますが、ボードがあります。20センチ四方程度で小さいですが。
ボード上には、フクロウや王冠といったシンボルが描かれています。
シンボルカードを山札から1枚めくり、そのシンボルカードに描かれた絵と同じものが描かれたボード上のマスが目的地となり、サイコロを振って、そこを目指します。
先に到達した方がシンボルカードを手に入れ、次の目的地となるシンボルカードをめくります。
先に5枚のシンボルカードを手に入れたプレイヤーの勝利です。
プレイヤーは障害カードを持っており、他プレイヤーの移動を邪魔することができます。
ボードに描かれたシンボルと同じマークの障害カードを持っている場合、他プレイヤーがそのシンボルの場所に移動してきた際に、「シムサラビン!」と唱えることで、他プレイヤーをスタート地点に戻せます。
ボードゲームの方の魔法のラビリンスの影響で“障害”と呼ばれていますが、どちらかというと、シンボルに対応した強制移動魔法のイメージです。
邪魔に使った障害カードは、邪魔されたプレイヤーに渡します。
障害カードを使うか使わないかは、プレイヤーの自由なので、わざと障害カードを使わずに相手を安心させるという手もあります。
【プレイ内容&感想】
相方と2人でプレイしたのですが、僕の振るサイコロの目が「×」(スタート地点に戻る)や「?」(障害カードを指定し、相手が持っていれば奪い取ることができる)といった移動できないものばかりで進めなかったこと&シンボルカードがうまくシャッフルできていなかったのか、前回の目的地の隣のマスが目的地に指定されることが続いたせいで、相方が連続でシンボルカードを手に入れ続けて、5-0で完敗しました。
これは悔しいと、2戦目を続けてやりました。
すると、今度も僕は「×」や「?」の目が序盤は出まくったのですが、相方のスタートから目的地までの間にあるシンボルの邪魔カードを大量に持っていたので、相方をひたすら妨害しまくって、牛歩のごとくゆっくりと目的地にたどり着きました。その後は、またもや隣のマスが目的地になることが連続したので、今度は僕が完封勝ちとなりました。
とまあ、ゲームの流れだけを見ると、なんか一方的でつまらなそうに見えるかもですが、ぶっちゃけ、「シムサラビン!」と唱えてるだけで気持ちいいので、問題ないですw。
このゲームの楽しさの半分以上はそこにあります。
ちなみに移動時に、移動先のマスに描かれたシンボルを口に出しつつ移動するとルールにあり、その通りやっていたのですが、邪魔カードの絵柄と同じマス目上にいれば邪魔されるということで、えらい早口でシンボルを言いつつ、移動するということを相方も僕もやっていました。
移動⇒邪魔しようとする⇒その時には既に隣のマスに
という大人げない戦法です。これがルール違反かどうかはようわからんのですが、面白かったので許容していました。
あと、ルールから判断つかなかったのは、シンボルマークを入手した後、スタート地点に戻るのか、その場に留まるのかです。シンボルマークを取ったからといってスタートに戻るってのも不自然かなあと、その場に留まるルールでやってました(そのせいで、目的地がすぐ隣のマスになると次のターンにすぐシンボルカードを入手できてしまってました)。
留まった方が有利なのか、スタート地点に戻った方が有利なのかは、ケースバイケースなので、どっちでもいいかなあと思ってます。
(スタート地点に近いシンボルが目的地になる可能性もあるわけですし)
邪魔カードを使う、使わないという選択肢があり、多少のひっかけにもなりますが、そこまで、戦略的なわけでもなく、基本はノリと雰囲気で楽しむゲームかなと思います。「シムサラビン!」効果で楽しさは倍増ですし。

(ちなみに邪魔カードは全部で40枚ありますが、魔法使いの絵は全てのカードで違っています)