R120 (2017/12/3) その1

GM翌日(というか2日目)の開催ということでゲームマーケットの新作が沢山持ち込まれました。
それは開催前からわかっていたのですが、いらしたかたがみなさん「昨日の疲れがとれない」「疲れた」と、来て早々に言ってらしたのが印象的でした。

・シャーク・ロワイヤル
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UKINさん、一味さん、如月さん、僕の4人で。

箱には、「シャーク・ロワイヤル シャーク・ロワイヤル2 コンプリート・セット」と書いてあるんですが、ゲームマーケットの紹介ページではシャーク・ロワイヤルとだけなので、たぶんシャーク・ロワイヤルというタイトル。
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ルールのあらすじに「タコ!竜巻!ゾンビ!超巨大! ~ 勝手に戦え!」って書いてありますが、そういうゲームです。勝手に戦え!はエイリアンVSアバターのキャッチコピーだそうです。

プレイヤーは各種族(タコ、ゾンビ、竜巻、超巨大)のいずれかになり、サメカードと種族カードを1枚ずつプレイしてカードに書かれた数字の強さで競います。
場に得点カードがランダムで並べられており、強さ1位の人が1番目の得点カードを、2位の人が2番めの得点カードを…と取れます。
得点カードにはビキニのお姉ちゃん、医者、兵士などが書かれており、点数が異なったり、獲得すると逆にこちらが殺されてプレイした種族カードを破棄するハメになるカードもあります。

得点カードの並び順と得点は関係なく、ランダムなので、3点のビキニを取るには2位を取らねば…とか、3位の兵士と4位のチェーンソーを取ったら死ぬから1位か2位のどちらか取るのが必須だなとか考えてプレイするんですが、一桁の数字が書いてあるサメカードに対して、種族カードには、100や1000という単純にでかい数字や、×6あたりから始まり×666とか、×999とかとんでもない倍率が書いてあるので、何枚か破棄させられた後半はともかく、前半は何が起こるかそりゃもう大変で、今回のプレイでも大変盛り上がりましたw。

7点先取のところ、3点のビキニのお姉ちゃんを偶然2回ゲットしたUKINさんがダントツで勝利されました。
僕が担当したゾンビだと、他種族を全滅させて勝つという特殊勝利もあったのですが、うまいこと活かせず。

サメ映画かよ!ととりあえずネタで盛り上がって、なんだよこの倍率!とまた盛り上がりながら遊べる、ある種の人たちにとっては非常にキャッチーなゲームです。
ゲームとして面白いか?といわれると答えに給します。1回さらっと遊んだだけだと出オチ感満載なゲームなんですが、数字は大雑把なようでいて(大雑把なゆえ逆に)起こり得るパターンはそこまでないように思うので、何回か遊んで、こういう状況も起こり得るのか!やこれもやれるね!を一通り経験してからでないと、1枚表で2枚目裏でプレイするというルールが活きてこず、面白いゲームだと言うのはちょっとむずかしいです。テーマが好きな面子でやれば、よっしゃもう一回となるかと思うので、やはりテーマで興味を持ってもらえる人向けのゲームかと思います。

・Boys, be ambitious 北海道開拓使
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北海道を開拓するゲームです。ノーマルモードと偉人伝モードがあり、今回は偉人伝モードで。使用キャラクターごとに能力が異なる、都市に同じ建物を建設できない、キャラクターごとの特殊建物(クラーク博士なら学校とか)が追加されるなどの違いがあります。

ゲームはアクション場所の選択に場所の制限(自分がアクションを行った場所と隣接した場所でしか基本的にアクションが行えない)がある以外は、オーソドックスなアクション制のゲームです。資源集めて、売ってお金にしてお金で建物を作るor資源をそのまま得点カードに変換します。

資源を集めて~ではありますが、『生産』みたいなアクションはありません。
手番開始時にアクションする都市を選ぶと、都市に書かれた基本資源+都市に建設されている建物の生産する資源(牧場だと肉とか)を手に入れます。建物はキャラクターごとの特殊建物以外は、誰が建ててようと関係なく資源がもらえます。
その後、資源の売買、都市にいる熊やオオカミの駆除、建設のいずれかを行って手番終了です。都市以外に、アイヌコタンという場所の制限なく使える場所があり、そこに公開されているカードに示された資源と交換でカード(最後に得点になる)を獲得するという選択肢もあります。

得点は駆除やキャラクター能力などでゲーム中にちょびちょびはいるもの、都市の建物数でのマジョリティ、建物を作った都市の種類数×民心です。
民心がこのゲームのポイントで、建物を建てるなど開拓行動をとると開拓側に、アイヌコタンで資源を渡すとアイヌ側に民心が移動します。面白いのが下がるのは無制限にダウンポイント分下がるんですが、あがる時は何段階か設けられた閾値を超えるのはラウンド中1回のみとなってます。

UKINさん、一味さん、JOSSさん、僕の4人で。

僕のキャラクターはエドウィン・ダンさん。固有の特殊建物はダイスを振って出た目分のお金がもらえるという賭け事な建物です(後で調べたら現在の日本競馬の基礎を作った男だそうです。ルールブックにはちゃんと各キャラクターの設定が書いてあります)。

一味さんがクラーク博士(少年よ大志を抱けのひと)、JOSSさんはルイス・ベーマー(リンゴ果樹園など、北海道の農業近代化に貢献した人)、UKINさんはアイヌの女の子です。
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(僕のキャラクター、エドウィン・ダン)

毎ラウンド、前ラウンドにアクションを行った都市から1つ、起点となる都市をプレイヤーごとに選ぶのですが、1ラウンド目は全員札幌からスタートします。建物の建築コストは都市の大きさ(建築可能場所数)に建てる建物固有のコストを加えたものから、手番開始時に既にそこにあったポーン数(アクションをした都市を示すのにポーンを置きます)を引いたものなので、札幌は基本コストが7と大きいものの今置かれているプレイヤー全員分ポーン数である4金のディスカウントがあります。
※ただし、他人のポーンをディスカウント用に使う時は、他人に協力ありがとうということで点数が入ります。

札幌開拓するなら今じゃない?という話をみんなでしましたが、後手番になればなるほど建築コストが安くなる(建築のために札幌にポーンを置いていくので)ってことは後の方が数金得するってことじゃねえか!と、先手番のお二人が建ててくれなかったのを、いや、一番でかい都市なんだからマジョリティ取りやすい先手に置くのがいいんじゃない?と建設を選択する僕。

ケースバイケースなんでしょうが、ゲームを通して僕は人がいるとか安くなるとか関係ねえ! 先置きでマジョリティとったるわ!の精神でやってました。
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(盛り上がり、急速に都市化する札幌)

建築をすると、建築コストであるお金が減り、民心が開拓側に移動し、建築場所の都市や既に建設済みの建物から資材が手に入ります。さらに都市トークンがもらえます。この都市トークンをゲーム開始時&ラウンド終了時にもらえる発展カード上や個人ボード上に配置することで、特殊能力が開放されます。

さくっと能力を開放して各種アクションを強化してからプレイするのが、まあ、定石ですし、一味さん、JOSSさんが最初に開放しようとしていたアクション数追加(ポーンをストックから1つもらえる)には、4つも都市トークンが必要だったので、おふたりはまずは建設に力を入れるようでした。
僕はゲーム開始時に獲得した「1ラウンドに1回毛皮を任意の資源2つに変換し、民心がアイヌ側に1移動+1勝利点」という発展カードの能力をまず開放しました。
できるだけ毎ラウンド使った方が良かろうと思って、毛皮を手に入れる方法ってなんだっけと見てみると、熊やオオカミを駆除するか、アイヌコタンでアクションをするかのどちらかです。

そうとなればアイヌコタンでアクションをするまでです。

建築先行の方々は基本的に都市で建築アクション→資源ゲット→売買アクションの繰り返し、僕はひたすらアイヌコタン参りです。

通常は都市いって資源ゲットを挟む必要があるんですが、僕は前述の毛皮→資源変換があるため、資源ゲット→アイヌコタン→アイヌコタンでちょっとだけ効率よくアイヌコタンを繰り返せました。
民心がアイヌ側にある状態でアイヌコタンにいくと、追加で毛皮1枚と勝利点がもらえることもあり、民心のバランスをとることは諦めて、プレイヤーの中で唯一の親アイヌ派プレイです。
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(建築先行のみなさんとカムイ先行の黄色プレイヤーの僕(この後、僕は最下段まで落ちました))

しかし、アイヌコタンでもらえるカードは6枚以上もらっても点数は伸びないので、6枚獲得してからは親アイヌ派プレイとは決別し、開拓プレイに走ります。
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(カムイとの交流の証が6枚たまったのでさらばアイヌです)

この時の民心は完全にアイヌよりでここから民心を最高の状態にあげるには、3回閾値を突破する必要があります。残りはちょうど3ラウンドなので、毎ラウンド1回ずつ閾値を突破すればなんとかなります。

流石に良い場所は埋まっているかと思ったんですが、僕以外の建築重視のみなさん(UKINさんはアイヌのキャラクターだったんですが、完全に都会っ子仕様で、JOSSさん、一味さんと同じく建築アイヌはおいといて建築から始められていました)は、アイヌコタンのアクションと建築を並走して行っていましたし、アクション実行場所の制限(既にアクションした都市と隣接した都市でないと基本的にアクション出来ない)の関係で、まだマジョリティ点が高めの都市は残っていました。

マジョリティ点高めの都市を優先しつつ、民心からの点数が都市トークンの種類数×民心なのでできるだけ多くの都市に建設していきます。
そして、ちょうど手元の建物を全て建てきり、民心も中央に戻したところでゲーム終了。

建物は建てきって、それなりの都市でマジョリティを取り、アイヌとの交流でもらえるカードも最大まで集めて、いい感じだったんですが、中盤以降、ずっと自キャラクターであるクラーク博士の固有建物の”学校”に通いまくった一味さんが勝利されました。

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(最終盤面。一味さんの緑がぶっちぎってます)

やるべきことが明確、かつ、ストレスなく遊べるゲームで面白かったです。
ただ、好みの話ですが、やりたいことがもう少し出来ないほうが好みではあります(あー、まだこれからなのに!あれやりたいこれやりたい手番が足りない!くらいのほうが好きです)。

緩めではありますが、都市での建築が得点ルーチンというか、生産ルーチンをプレイヤー全員で作る形になっていて興味深かったです。今回の偉人伝ルールでは1つの都市に同種の建物は建てられませんでしたが、基本ルールだと制限なしとのことなので、もっと都市ごとの色が出来たり、アクションの場所の制限がうまく機能して高効率アクションができる都市へのアクセスが~と今回のプレイではなかった楽しみも出てきそうですし、偉人伝ルールでも都市でもらえる基本資源と重ねることで特定の資源に有利な都市を作ってたのはゲーム展開に結構影響を与えていたように思います。
他プレイヤーのポーンや、雪、狼、熊といった「邪魔者」がいると建物に使用制限がかかるため、ラウンドの中で早い時期か遅い時期か、どちらでその都市に行くのが良いのか?と、考えるのも楽しかったです。

あと、うまく出来てるなと思ったのが民心で、ゲームをプレイして点数を伸ばすことと、民心をうまいことゲーム終了時に真ん中(一番いいとこ)に持っていくようにプレイするのがほぼイコールになっていて、民心をコントロールしようとプレイしていれば、真っ当なプレイからほぼ外れることはないという、プレイの指針を極めて視覚的に明示しているのがこの手のゲームとしては新しかったです。
逆に、民心を極端に振り切ったプレイで勝つ目はほぼないですし、あえて点数を伸ばさないようにでもしない限りは民心を中央に寄せるようプレイすることになると思われるので、結局、民心はほぼ全てのプレイヤーが中心に調整することになります(今回も4人共ゲーム終了時は真ん中でした)。民心はプレイ指標としては優秀ですが、得点要素としてはほぼ死んでるようにも感じました。

最後に残念だったのは、ゲームのベースになっていると思われる開拓とアイヌ、2つの要素をバランス良くプレイするという点を無視したプレイが明らかにプレイングとして強い点です。
民心が得点要素として死んでいる(全員民心をうまいこと調整する)前提では、建築やアイヌコタンという主な得点要素よりクラーク博士の学校を起点に資源獲得時に1点系の能力をつけて、学校で得点を重ねた方が得点効率がいいんですよね(そのプレイングを始められた時点で、あ、これ勝ち目ないわとプレイヤー全員が思うくらいに)。
計算ミスや思わぬ事故も起こりようがないですし。学校ほどではないですが、ある種のキャラクター能力や発展カードの能力を開放した後はどのプレイヤーにも同じことが言えるように思います。ちょっとバランス調整失敗しちゃったのかなあと残念でした。
※学校やキャラクター固有能力が登場する偉人伝ルールは選択ルールです!クラーク博士も使わずに最大人数の4人で遊べるゲームです!

が、(一味さんはどうだったか知りませんが)目当てのアクションのついでに資源をどう手に入れ、どう民心を調整するのが効率的なのかとか、北海道がどんどん開拓されていくところなど楽しいゲームではありました。
プレイ時間が2時間ほどと、プレイングの軽さに対して若干長いようにも思いますが、全体的に軽いので今風ですし。

(その2に続きます)

偽エッセン会(2017年11月回)

いつもどおり偽エッセン会は中野のフローチャートでの開催だったのですが、ボードゲームのできるバーから、ボードゲームスペース寄りになって再オープンされました。そのプレオープン期間での開催でした。
メニューの変更や料金変更などは公式サイト(はまだないようなので、公式ツイッター)でご確認いただくとして、利用者として一番大きな変更は、テーブル!

テーブルがかなり大きい物に変えられました。正確には、かなり大きいサイズ、ちょっと大きめのサイズ、ボードゲームカフェでよくあるサイズという3つのテーブルに変わったんですが、一番大きいテーブルだとメインボード大き目、サプライ多め、サブボード&個人ボード付というもりもりのコンポ―ネントのゲームでも遊べるかと思います。

このテーブル良いですねなどとお宅訪問的な会話をした後、この日は軽~中量級のゲームを3つ遊びました。

・ExLibra
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クランク!やヒューズなど、佳作を早いペースで出版しているアメリカの新興メーカー、RenegadeGamesのGencon2017新作です。
図書館の主になって、最高の図書館づくりを目指します。
手札にある本棚カード(本が数冊書かれています)を手元(自分の図書館)にプレイしていって、棚の大きさ(プレイしているカード枚数)や、流行ジャンルの冊数マジョリティ、お気に入りジャンルの冊数、品揃えなどから得点します。
カードは、毎ラウンド変更されるアクションにワーカーを配置することで、手札の補充、変更、プレイを行います。

ぐんまさん、たる田さん、しのぽさん、僕の4人で。

ゲーム開始時にキャラクターを選びます。キャラクターごとに色々な能力があります。僕は手札補充か、手札プレイのどちらかを実行する基本アクション(自分の図書館のアクション)を選択した際に、両方できるヘビを選びました。
みなさんどんな能力かというと、例えば、しのぽさんは自分が選んだアクションをその前に他プレイヤーが行っていた場合、本のジャンルを指定して他プレイヤーの手札からカードを盗めたり、たる田さんは山から禁書(失点対象)をドローした場合、追加ドローできるなどなどです。

カードをプレイして自分の図書館の本棚を作っていくわけですが、
・最大3段
・左上から右下まで本がアルファベット順になるように並べる
・本棚なので、完全に宙に浮くような配置にはできない
などの配置時に守らないとならない条件があります。

本のタイトルは同じAから始まっていても、2文字目、3文字目まで見て順番が決まるので、1文字目が同じAだからといってもちゃんと並べる順は発生します(カードにもちゃんと、『A X/◯』とAが何枚あって、その中の何枚目か書いてあります。

各ラウンドに実行可能なアクションは、ランダムに出てくる施設によって決まります。
この施設がかなりの数(数えてませんが20個弱くらいありそうでした)があり、各ラウンドで1つずつは場に残りますが、それ以外は入れ替えになります。
施設ごとにアクションはかなり異なり、単純に手札を補充するものから、手札を捨てることで施設上にあるカードが手に入るもの、他人と交換するようなものなど様々です。

1ラウンド目に出てきた施設はどれも手札を捨てて、補充したりプレイしたりする類いのもの。

僕は初期手札がそこそこ良い本のあってアルファベットの並びもそう悪くなかったので、捨てたくはないなあと、基本アクションをベースにコツコツと1枚ずつプレイしたり、ドローしたり。
みなさん似たような感じの動きだったのですが、しのぽさんが、つまらないから色々やりたいとラウンド終了直前に、『不要なカードを手札から公開する。他プレイヤーがそれを獲得した場合、獲得されたカード×2を山札からドローし、さらに1枚場にプレイできる』アクションを選択したところ、しのぽさんが公開した(捨てた)カードはどれも皆さん欲しいものだったようで、全て貰われていき、その倍、かなりの数のカードがしのぽさんの手札に入りました。

基本的に1手番に1枚ドローなので、完全にしのぽさんは損して得を取ったわけで、みんな、手札が良かろうと流石に施設アクション使わないとダメかと思いつつ2ラウンド目に。

2ラウンド目は普通にカードが多めに獲得できたり、シンプルに交換できたりする施設ばかりだったので、みんな積極的に施設アクションを選択していきますが、うーん、このアルファベットのカードをここにプレイしてしまうと、次以降に置けるカードの候補が少なくなりすぎるか?とか、アルファベット的にはいいんだけど禁書が多いからもうちょっと違うカードが引きたいなと、プレイ自体には慎重な僕やぐんまさん。

一方で引きが良かったのもあるかとは思いますが、それでも、がんがんプレイしていくしのぽさん。
1ラウンド目の時点で2枚差くらいついていて、その時は、まあ、これくらいの差ならまだ許容範囲とか思ってましたが、そんなことはなく、2ラウンド目も積極的にプレイしていき、結局、3ラウンド目でしのぽさんが終了条件『12枚以上の本棚カードをプレイしている』を満たしてゲーム終了。
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(終了間際の盤面)

12枚以上プレイされたらゲーム終了トリガーが切られるゲームで、得点要素はカードに書かれたアイコンのみとくれば、プレイしたカード枚数に2枚、3枚の差があったら勝負になりませんw。アイコン数が2割くらい違うわけですし。
そんなわけでしのぽさんがほぼ独走で勝利されました。

クニツィアのロストシティみたいな感じで、カードのプレイ順に強い制限があり、このカードを置くか置かないかを強く悩むようなゲームかと思ってプレイしてしまいましたが、カード総数が結構ある中での、12枚をアルファベット順にという制限なので、実際にプレイしてみると制限としては弱めで、アクションを駆使して如何にガンガンドロー&プレイできるかというゲームでした。

プレイ済のカードを操作するアクションもあり、手札が良い悪いとか、待ちが一番増える置き方はなどと考えるよりも、この手札をできるだけ多くプレイするにはどのアクション順で行うのが良いか、スピード勝負のパズルを解くみたいな楽しさのゲームだったようです。
短めのプレイ時間の中で、手札と手元の場をアクションで自分の都合の良いように調整していく感じはちょっと独特て面白かったものの、カードやアクション用の施設は全てユニークで、絵柄も凝っているので、もうちょっと世界観にひたれるようなプレイングのゲームを期待していた分、ちょっと残念ではありました。

・ダイスエイジ
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場に並んだ獲物をダイスで獲得していくゲームです。場にはダイスの各目に対応した部分に獲物が置かれていて、手番に振ったダイスから目を1つ選んで、対応する獲物の前にその目全てを置いていきます(要はベガス)。
全員が全てのダイスを場に置いたらラウンド終了で、各獲物に最も多くのダイスを置いたプレイヤーが獲物を獲得します。同数の場合は、後から置いていたプレイヤーが勝利です。ダイスには小さいダイスと大きいダイスがあり、大きいダイスは小さいダイス1.5個分なので、ダイス自体の数が同じでも大きいダイスがあればそちらが勝ちます。
各獲物で2位になったプレイヤーのダイスは「2位プレイヤー用の獲物」の前に移動し、1~6の目の獲物の処理が終わった後に、同じようにダイス個数での判定を行います。

これを4ラウンド繰り返して、最も点数の高かったプレイヤーが勝利します。

ExLibraから引き続き、ぐんまさん、たる田さん、しのぽさん、僕の4人で。

各目で必ず勝負がつくようになったのと、獲得した獲物(得点カード)でマジョリティ勝負などが加わったのと、各ラウンドでダイスを置ききった人からボーナスカードを取れるようになったなどなど、細かい違いはありますが、ベースルールはベガスですし、複雑なルールでもないのでさくっとインスト完了してゲーム開始です。

10~40点の獲物カードには、素点とゲーム終了時に最も多くそのカードを持っていた時の点数と、カード枚数が書かれています。
んで、ゲームにはすべてのカードが登場するので、最多ボーナス取りたかったら過半数かそれに近い枚数取れよ〜ということなんでしょうが、まあ、ダイス運次第ですしマジョリティ争いに果敢に突っ込んで負けてしょぼんとするのも良くあるので、それなら最初から素点の高い代わりに最多ボーナスのないマンモス狙いだ!と、初手でダイスを置いたものの、それ以降はマンモスの目は出ずに結局、1ラウンド目は20点の鳥を2枚獲得して終了。

毎ラウンド場に並ぶ獲物カードは7枚(各目1枚、2位のとこ1枚)で、4人プレイなので2枚は及第点ではありますが、マンモスが1枚50点なので点数的には寂しいスタートとなりました。

毎ラウンド、ダイスを置き切った時に、場に並んでいるボーナスカードを選んでもらえるのですが、振り直しなどの特殊効果が1度使えるタイルがもらえる、小さいダイスをストックから追加できる、小さいダイスを大きいダイスに成長させる、特殊効果などはないがランダムに20〜40点が書かれた貝殻がもらえるなどの効果があります。

たる田さんはダイスの成長メイン、僕は貝殻とダイス追加、しのぽさんは特殊タイル、ぐんまさんは場を見てバランス良くという傾向でとってました(1ラウンド目も、それ以降も)。

2ラウンド目も鳥が場に並びました。鳥は総数が6枚なので、僕はあと1枚とれば3枚になって(トップタイでボーナスを分割する可能性はあるとはいえ)最多ボーナス取れるのは確定するので、よしよし、人が取りに来てない方を1枚確保して、他の高得点の獲物を取りに行くぞ!とラウンド開始前には思っていたものの結果的には鳥を2枚取ってラウンド終了。
流石になんでこうなった?と思わなくもないですが、負けそうなところにダイスを置くわけにもいかず、これもダイス神の思し召し。

素点は20×4枚の80点と奮いませんが最多ボーナスを含めると200点とこの時点でトップ!

よっしゃ!みなさんトップを絞りにきてくださいね!

などと言ってみたものの他の獲物も最多ボーナスを取れるだけ集めれば似たような点になるので、しょせん先に取るか後で取るかの違いですしす、獲物カードの出方はランダムなので好きにできるものでもありません。

争っていたところに、最後のダイスでその目がでて奇跡的に勝ったり負けたりで盛り上がりつつ、最後のラウンド。
ダイスを置き切った時に取るボーナスカードに「特殊タイルを残していればXX点」とか「持ってる貝殻×XX点」などの手元の状況に応じてボーナス点が入るものが出てきました(ボーナスカードはラウンドごとに山にされていて、登場するカードはある程度制御されてます。全部使われるわけでもなく、出てこないものもあります)。

僕は前述の通り貝殻メインに獲得していたので、貝殻系のボーナスカードが取りたいところです。目がばらけることが多く、なかなか置ききれずに先に人が抜けるたびにドキドキしましたが、やはり人それぞれ状況違うもので僕の欲しかったものは無事他の方には取られず、自分で獲得できました。

素点はみなさん似たような感じでしたが、最多ボーナスや、獲物の全種セットボーナス、ボーナスカード、貝殻など最後に足される点で僕が飛び抜けていて頭2つくらい飛び出て勝利となりました。

すごーくポジティブなゲームです。前に前にと思考は進み、楽しい楽しいという場が作られ、ダイスの綾で誰のせいでもなく場は盛り上がります。
とても良いゲームだと思います。

が、ゲーマー観点だと物足りなくはあります。
選択肢は自由で結果は運次第ではなく、選択肢は運次第で結果は実力でもなく、選択肢も結果も運次第なので、もっと実力で勝負させて!という感じはしますし、勝ち負けもちょっと冷めた印象になります。
毎手番、どのダイスを選ぶのか選択はありますし、うーん、どれにしようか、どうするのが良いのかと悩みはするんですが、そもそもその選択肢になったのは自分が選んだわけでもないしなあという感じです。

後置き有利、最多ボーナスや大きいダイス、ボーナスカードなどでダイス運による展開の意外性、ドラマ性をパワーアップさせている良いゲームだという素直に楽しさを享受するプレイヤーとしての思いと、豪華な人生ゲームという印象がぬぐえないクソゲーマー的な思いがあります。

すごいバランス調整とかされているように感じるのですが、ゲームの盛り上がりに貢献してるのと同時に、より冷めさせる要因にもなっていて、我ながらめんどくさいクソゲーマーだなあと感想考えてて思い知らされました。


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(終了時点の僕の獲得獲物。マジョリティが取れたのは20の鳥だけですが、全種1セットやら貝ボーナスが跳ねてかなりの点数になりました)

・汽車は進むよ

ぐんまさん、たる田さんが未プレイとのことだったので、お持ちしてサクッとプレイ。30分で終了。
フローチャートはバーなので、若干証明が暗いので、トンネル部分をしのぽさんが行き止まりと見間違えていたのが残念でしたが、楽しんでいただけたようでした。
トンネルは明るいところでやっても、これ何?っておっしゃる方いますしね…。

やはり終盤に、ぐるぐるぐるぐると思いもよらない移動経路でぐんぐん移動して、移動点が伸びると盛り上がります。
(この日ではないですが、僕が見たことあるのは移動点15点が最高です)

一応、「汽車が移動できる場所にタイルは置く」というルールはありますが、おそらく長考防止のためで、汽車が移動できない場所にタイルを先おきして、へっへっへ超長いルートを作ってやるぜーと思ってプレイしても案外伸びない(1,2歩ずつ移動しているのと結局同じ点で落ち着く)ので、長考しない面子ならどちらでもよいかなと思います。

そんな感じで、30分~1時間のゲームを3つ遊んで解散となりました。
普段は長時間ゲームを遊ぶことが多く、場所もかなり取るゲームもあるので、他のボードゲームスペースと比較してフローチャートのテーブルがでかいのは今後助かるのではないかと思います。

第44回偽エッセン会

記事は書けていないものの毎月開催はされている偽エッセン会です。
この日は毎回会場に使わせていただいているフローチャートの8周年近くということでノートにお礼の言葉などを書いてからの食事&ゲームとなりました。

六次化農村

プレイヤーはある村の農家のひとりになり、農家を運営しつつできた野菜などを売り、そのお金で土地を買い、畑を作り…と拡大させていき、村一番の農家になることを目指します。

いつもの偽エッセンメンバであるたる田さん、しのぽさん、ぐんまさん、僕の4人で。

僕も田舎の出身なので(といっても、小さい畑と田んぼがあるだけの兼業農家でしたが)このさびれた村をできる限り盛り上げるようなアクションを取っていくぞと決心してゲーム開始。

このゲーム、条例カードが2枚公開されており、それに書かれたよって、売値があがったり、土地の価格が下がったりします。1ラウンドのこの条例には、土地の価格が1/2になるというもの。土地はお金を出して購入するわけですが、その購入価格がそのまま最終的に勝利点に加算されます。その土地が半額ならと出来るだけ高い土地を買うしかありません。

野菜などの生産物を販売するためには、町まで持っていく必要があります(農協に買い取ってもらうという選択肢もありますが、販売価格が1金固定になってしまいます)。町に売るには町まで3マス以内に畑や牧場があり、かつ、最初からある上町はボードの端にあるので、今後のことを考えると次の町ができるであろう中央よりの上町から3マス以内の土地を買うのがよさそうに思います。といっても手番は最後だったので、そこらへんのよさそうな土地はみなさんに先に買われてしまい、僕の選択肢は、価値は低いが上記の条件に合致するところか、価値は高いが中央へのアクセスとかはあまり望めない土地の二択でした。

うーん、まあ、町のできる場所次第ではあるから…と価値が高い方の土地を購入しました(※セットアップ時の購入です。通常は投票の後に農地購入が入ります)。

そして、次はこのゲームの目玉のひとつと思われる施設をどこに建てるかの提案と投票です。

施設は、中町、下町という農産物を売りに行ける新しい町、町に建てるレストラン、川を通行可能にする橋、そして農産物を加工品(缶詰やチーズ)にする工場です。しのぽさん、たる田さんは上町の隣という好立地を抑えていますが、ぐんまさんは橋を作ることを見越して川向こうの土地に畑を作ったため橋を作れるかどうかは死活問題です。
僕は僕で何かしら工場を作りたいと思ってました。マップの中央へのアクセスがあまり良くない位置の畑なので中町や下町ができても、上町に出荷し続けることが想定され、1つの町では同じものは1つしか売れないので、できるだけ選択肢を増やしておきたいと考えたからです(玉ねぎが被ったとしても、玉ねぎ工場で加工して缶詰にしてしまえば売れる)。
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(こんな感じで販売用のボードがあり、そこに配置していく感じになります。上町にはキャベツが2つありますが、被っているので1つしか売れません。品質が良いほうが売れるので品質Aの方が売れます)

そして、ここで全員で言い合ったのは、「場所は好きにしていいけど、何を提案対象にするかはある程度まとめよう」です。各ラウンド、提案対象候補の施設が5つランダムに並べられ、そのうちの1つを、どこに作るかという形で提案を行います。毎ラウンド提案から2つは採用され、マップ上に施設が建ちます。この時、提案に誰からも選ばれなかった施設は捨てられ、次ラウンドはまた5つになるように補充されます。つまり、5つのうちの2つのみを対象に全プレイヤーが提案したならば(3人が玉ねぎ工場をそれぞれ違う場所に建てる提案をし、ひとりが橋を建てる提案をするなど)、その2つはマップ上に建つので候補から除外され、残った3つは提案に使われなかったので捨てられ、次ラウンドに5つ補充されるのです。全プレイヤーが提案対象を散らしてしまうと、2つは残って補充は3つのみになります。

村を盛り上げたい僕はもちろん、みなさんも早いところ中町、下町に提案対象候補として登場して欲しかったので5つ補充されるように提案対象を絞ったというわけです。

施設については、ぐんまさんと僕の提案が採用されました。これには僕もぐんまさんもほっと胸をなでおろします。

そして、いよいよ作った生産物を町に売りに行きます。町へ売るのは、町ボード上に畑にある生産物のトークンを手番順に1枚ずつ移し替えていき、全プレイヤーがパスするか全ての生産物を町に置くかしたのちに、町ボードを見て、売れた売れなかったの判定をし、売れた場合は町ボードの生産物の置かれた場所に書かれた数字分のお金をプレイヤーは受け取ります。

売れたか、売れなかったかの判定をする際のルールは、「各町で同じ生産物は1つしか売れない」「同じ生産物が複数町ボード上にある場合は、より価値の高い方が売れ、同価値の場合は価格の低い方が売れる」です。

また、町には発展度があって、ざっくりいうと売る場所が全部埋まったら発展し、埋まらなかったら下がります。発展すればするほど、高値で売れる場所が開放されますが、その分、埋めることが難しくなるので発展しにくくなるという作りです。

上町に価値Bの生産物を売れる場所はスタート時には3か所しかなく、売値は高い方から3金、2金、2金です。条例に「玉ねぎを農協に売る際のお金が1金から3金になる」(農協に売る=売れ残り)があるため、玉ねぎに関しては町に売るより農協に売った方が高くなります。
しかし、それでは町が発展しないため、1金損はしてしまいますが僕の作った玉ねぎを町に販売することにしました。

みんなの町の将来に投資したのだ!ということでよいことにします。

1ラウンド終わって、これでひと通りの動きがわかりましたねということで2ラウンド目開始。

ラウンド頭に各自、自分の畑で何を作るかを作るかを決めます。1ラウンド目もそうだったのですが、まだ上町しかボード上に存在しないため、他プレイヤーと同じものを作るとどちらかは町に売ることができなくなるので、他プレイヤーと被らないように生産するものを決めます(若干の制限があって自由に選べるわけではないんですが)。価値も種類も同じものは、安いほうが売れるため、手番順や売値を工夫すれば売れはしますが、まだ序盤で投げ売りするメリットもないですし、手番順は投票時に決めるので、この時点では被らないようにするのが得策だろうとみなさん判断されてます。

2ラウンド目の投票も新しい町はでてこず、誰が優勢というのもまだ見えないため、レストラン建てておきましょうと談合したり、誰か作りたいものがあればじゃあ、それ作りますかと、平和な感じです。

が、ここでたる田さんが動かれます。土地の購入後、貢献度というパラメータを支払って畑をそこに設置するのですが、貢献度は1ラウンドに3~5程度しか得られないため(お金があれば最大9得られます)、出し渋っていたみんなを尻目に、持っていた全ての貢献度を投入してAの品質のものを作れる畑を購入&設置されました。
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(中央にあるAとかいてある畑をたる田さんが買われたところ)

貢献度がなければ畑が手に入らず、畑が手に入らなければ土地の購入ができないため、土地が安く手に入る条例がでている今、貢献度を枯らすのは怖くてできない(しかも、土地は最後に得点にもなる)と僕は思っていたのですが、結果としてはこの決断は大成功で、品質Aの商品は品質Bに対して約1.5倍程度で売れますし、他プレイヤーと作物が被っても高品質の作物が優先的に売れるため、品質Aの畑が1つしかない現状では必ず売れますし、他プレイヤーの動向を気にする必要がないのです。

枯らしてしまった貢献度もお金があるので僕ら以上に手に入れることができるため、畑の購入ができないかもしれないという危機もお金の力で乗り切り、明らかに僕らよりも一歩先に。
これだけ品質Aの畑の力を見せられると、だれよりも早く品質Sの畑を手に入れねば…!と思わされます。

畑の購入方法は大きく2つあり、新しい土地をお金で購入した際に貢献度も払って任意の畑を購入し配置する方法と、既存の畑を休耕状態(このラウンド何も作らないを選択)にし、今の畑との差分の貢献度を払ってアップグレードする方法です。
前述のとおり、今回のゲームでは土地の値段が下がる条例が今のところ出ているため、土地は毎ラウンド購入したく、そうなると貢献度も毎ラウンド使う要件ができてしまって高品質の畑をいきなり購入するだけの貢献度はなかなかたまりません。そうなると必然的にアップグレードでということになります。

アップグレードならまずは今すでに配置している品質Bの畑からAにアップグレードだなと考えて、1つの畑を休耕にしたのですが、その後の手番順の決定までも終わってから、品質Aの畑は全部で3つしかないことに気づきました。

たる田さんが既に1つ購入済で残りは2つ、その2つもこのラウンドの僕より前の手番であるぐんまさんとたる田さんに買われてしまいました。しのぽさんは、畑ではなく牧場をアップグレードされようとしてたので実害なし。

ありゃー、こりゃあやっちまったなあとは思いますが、まあ、もうどうしようもありません。

このラウンドはアップグレードせずに貢献度を貯め、次ラウンド以降に一気に品質Sの畑を購入するか?とも考えたのですが、このゲーム、あからさまに拡大再生産であり、このままだとひとりだけ明らかに稼ぎが少なくなってしまい、この後の展開でも後をついていく未来しか見えなかったため、品質Bながら生産量が倍になる畑を購入しました。
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(見辛いですが、畑のアップグレードの流れや残りタイルが示されているボードになります)

まあ、これも失敗だったと言えば失敗で、売り先である町がまだ1つしかないため、生産量が2倍になっても自分の畑で作物が被ってしまい1つは絶対に町に売れません。品質Aの畑の作物と被っても売れないので、生産量2倍といっても余計苦しくなっただけな気すらします。いやあ、本当にやっちまったわけですが、やっちまったものは仕方ありません。

ジリジリとみなさんに確実に離されているのを感じつつもゲームは進めます。

ここで、下町、中町が同時に提案対象候補に登場。

もうこの町の建設場所でなんとかするしかありません。しかも、たる田さんは品質Sの畑を休耕にしており、このラウンドで品質Sの畑ができるのは既に見えています。
品質Sの作物を下町に売った場合の金額は品質Bの作物を上町に売った金額の約4倍ですが、逆に品質Bを下町に、品質Sを上町にとなれば差は2倍で済みます。

よって、当然、僕の希望は自分のB×2の畑からは届くが、たる田さんのSの畑からは届かない場所に下町ができることになります。
品質Sの畑がこのラウンドにたる田さんが購入すること、下町にSの作物を売られるようになるともう勝てませんよと訴えたのですが、空き地や既にある畑の場所の関係から、しのぽさんはたる田さんの提案に乗りつつ、中町を自分の牧場&畑の近くに建てる提案を選択。ぐんまさんもたる田さんの提案自体がぐんまさんに悪い状況になるわけでもないと、なかなか僕の提案が通りそうな雰囲気ではありません。

しかし、ここはやっておかないと唯でさえ劣勢なのにもうこの後のゲームの意味がなくなる!と、自分の用意できる最大の票数を購入し、自分の提案に全部つぎこみます。
まあ、たる田さんの方が金あるから一人で持ってる票数多いし、こんなことしても無駄なんだけど…と思いながら票数を公開してみると、なんとぐんまさんが僕の提案に乗ってくれていました!

まじでー!やったー!勝ったかも!と盛り上がっていたのですが、ここで痛恨のぐんまさんの票数カウントミス。全部つぎこまなくてもたる田さん+しんぽさんの票数に勝てると、ぐんまさん自身の票を1,2票残して投票されていたのでした。

タイブレイクでたる田さんの提案が通ることになり、僕とぐんまさんはしょぼーんです。
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(中町、下町が配置されたところ。すぐ近くにある畑はまだAですが、この直後アップグレードされてSになります。)

はっきりいってしまうと僕のゲームはここで終わったも同然でやる気は尽きてしまいそうだったのですが、まだラウンド数的には残りもあるのでやる分には本気で遊びます。
とはいえ、やる気はでないな…と思っていたら、たる田さんが畑をSにアップグレードするタイミングでぐんまさんも一気に貢献度を払って品質Sの畑を購入されました。

これで少なくともぐんまさん、たる田さんの勝負の行方はわからなくなりました。

よっし、ひとりだけ気の抜けたプレイをするわけにはいかん!と、盤面をよくよく見てみると、ゲーム終了時に畑からもらえる点は、品質Sの畑が一番ではあるのは確かですが、品質Bの作物を2つ作る畑からだけアップグレードできる品質Aの作物を2つ作る畑も点数的には全く同じです。
品質Sの作物を1つ作る畑はたる田さんとぐんまさんの分で枯れてしまいましたが、逆に言えば、最高点の畑を2人で分け合ってるとも言えます。

品質Aの作物を2つ作る畑は、まだ2つ残っており、2つとも押さえれば少なくとも畑からの点数ではたる田さん、ぐんまさんを超えられそうです。

目標がはっきりしたのでやることが明確になりました。

そんなわけで畑を適度に休耕にし、品質Aの作物を2つ作れる畑を作っていきます。ぎりぎり間に合わないかとも思ったのですが、最終ラウンドに無事、2つめの品質A作物を2つ作る畑を作れて終了!
みなさんが1つ売って10何金とか稼いでる中、高くて7金、たいてい5金以下みたいな額でしか売れないですし、みなさんは1つしか作れない畑に対して、僕だけが2つ作れる畑なので、どう売り抜けるかをひたすら考えていて、後半はなんかみなさんと別ゲームを遊んでいるようになってましたが。

結果的には畑からの点数は数点、たる田さん、ぐんまさんを上回れましたが、それ以外ではおふたりが突っ走り、合計点ではかなり離されてしまいました(アップグレードのために他の得点要素まで手が回らなかったのもありますし、そもそも、お金を点数に変換するゲームなのでお金の収入で圧倒的に負けてて合計点で勝てるわけないんですが)。
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(終了図)

たる田さん、ぐんまさんどちらかが勝つのか!?となりましたが、たる田さんが畑の立地でぐんまさんより有利な位置取りができていたこともあってたる田さんが数点差で勝利されました。正直な話、立地の差はもっと出ていると思っていたので、接戦になったのは意外で、感想戦で「ぐんまさんやりくりすげえ上手でしたねえ」という話をみなさんとしました。

投票や市場への販売などで強めのインタラクションがあり、そこが熱いゲームでした。販売に関しては、他プレイヤーとモノが被ると本当に収入があるかないかという話なので、売れないのが本当に怖く、そのため、他人が何を作るのか?そうなると自分はどうするのか?作るものを変えるか、手番順の投票に力を入れるか等々、1手1手の決断がなかなか重く、非常に楽しかったです。

ゲーム中のリソースは貢献度などもありますが、基本的にはお金という単一のリソースを多く得るためにはどうすればいいのか?なゲームなので、「あの人が一番お金を儲けるのは、こうだろうから、自分はこうしとけばいいな」という予測は立てやすいです。
立てやすいと言っても、もちろん1択というわけでもなく、人の邪魔をしようと思えばできますし、予想していなかった行動をされる可能性ももちろんあります。予定通りに自分の計画がまわるには、他プレイヤーが最大効率でプレイすることが前提になるため、特に販売の時にはどういう手が良いのか自然と検討しあうみたいな感じになるのは楽しいです。

町までの距離次第で作物が売れなくなってしまうこともあり、畑が町のまわりに自然と固まるため、自分のことだけを考えて作った橋や工場のはずが、他プレイヤーにも使われるようになるというのや、他人に橋や工場が使われることが、自分の利益にもなったり、ならなかったりとケースバイケースなのも、公共の建築物という感じがして、テーマに近い感じがとても好みです。

しかし、ここらへんの熱いところ、楽しいところは序盤から中盤にかけてまでで、終盤にかけては、ここらへんの面白さはなくなるか、そこまでいかなくても序盤から中盤までにかけての熱さはなくなってしまうように思います。

投票によって町や工場が出そろうと、プレイヤーが売りたいもの/場所が被りにくくなるというのが1つ、もう1つは、高品質の作物が作れる畑(牧場も含んで)が作られると品質の差は絶対であるため、高品質の畑を持つプレイヤーと争う余地がなくなるからです。

後者に関してもう少し説明すると、販売される優先度付けが、品質の高い物が最初に売れ、同品質であればより安いものが売れるというルールであることと、品質Sの野菜が作れる畑が2つしか存在しない(プレイヤー数分は存在しない)ことの2つがその理由です。品質AやBのモノしか作れないプレイヤーはどんなに安売りしたとしても品質Sのモノの方が売れる優先度が高いため、基本的にSの畑を持っているプレイヤーの独壇場となり、それをとめる手段が存在しません。同品質のものを作ろうにも品質Sの畑は前述のとおり2つしかない(牧場も2つあるが売り物が被る品質Sは2つしかない)ので、実質的に品質Sのモノを作れるようになったプレイヤーはその販売のために他人の手をほぼ考慮する必要がなくなります。
作物は1つずつ町に売っていくため、品質S持ちはSは、最初Sを売り、その間にどこに何を売られたか、他プレイヤーの動向を見る手番が確保できるのも大きいところです。

町の立地場所でなんとかできはしますが、逆に言えば、立地場所でなんとかならなければなんともなりませんw。

えーっとこの町に運ぶのに間に畑との間に工場作ったほうがいいから…とか、何工場をどこに作るかも考えながら、少ない所持金と相談しながら畑を作る土地を買って、貢献度のやりくりもやっていくという序盤はすごい楽しいんですよ。
投票の結果も考慮しつつ畑の場所を決めているので、投票も同じ熱さがありますし。

でも、下町、中町の投票が終わると、売り先が増える分作物は被りにくくなりますし、工場を考慮するよりも高く売れる町の近くに畑を作るだけで良いというか、高品質作物はほぼ必ず売れるので工場考慮しなくていいですし、そんな作る作物が被ったときのことを考えて工場を!とか考える必要がなくなって、少なくとも今回のプレイでは町以降の投票は、はいはい、はいはい、なんでも良いねって感じになってました。

序盤の熱さを考えると、後半の失速と言うか、序盤に楽しかったところがどんどんなくなっていく作りになっているのは非常に残念です。他人とのインタラクション部分で細かい調整がいるようなゲームなのに、町がでてくるタイミングが完全ランダムだったり、先行者をとめにくかったりと、大胆にざっくりした作りになっている部分があるのがなんか不思議でした。

ハグルと看板娘会

彼葉さんに「ハグルと看板娘を遊ぶ会をやるんですがよければ参加しませんか」と誘われたのでホイホイと参加してきました。

ハグルも看板娘も両方ともプレイ人数が15人クラスのゲームなのでめったに遊ぶ機会のないこのふたつのゲームを一緒に遊んでしまおうということでした。

ハグル
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ハグルはシド・サクソンが考案したゲームでシド・サクソンが紹介しているのは16人(プレイヤー15人+ゲームマスター1人)用のものなのですが、看板娘が15人までのゲームなため、それにあわせて15人の会だったようです。

ハグルは、ゲームマスターが決めた得点ルールに従って参加者の中での最高点を目指すゲームです(厳密にはルールによっては勝ち負けが点で決まらない場合もあります)。得点手段もゲームマスターがどう決めるかによるのですが、シド・サクソンがGamut of Gamesという本の中書いているのは、5色のチップが様々な組み合わせでプレイヤーに渡され、それをゲーム中に自由に交換、譲渡をするものです。
ハグルのポイントは、このチップがどういう点数になるかのルールが各プレイヤーに部分的にしか公開されていないというところです。具体的には、15個のルールが各プレイヤーに2個ずつしか渡されません。

チップの交換、譲渡とあわせてルールも交換したり見せてもらったり、教えてもらったりで情報収集していく必要があります。

例えば、「赤チップの点は青チップの2倍」という情報を持っていれば、青チップを渡して赤チップを集めようとするでしょう。しかし、「赤チップが得点になるのは青チップの枚数まで」というルールもあって青チップを手放しすぎていると青冷めることになったり、そもそも、「黄色チップの点は赤チップの2倍」みたいなルールもあったりして、チップの交換以上に情報をどれくらい集めているかも重要なゲームです。

今回は3ゲーム遊びました。

1ゲーム目は彼葉さんによるシド・サクソンオリジナルルールでのハグル(ただし、GM除いた14人で遊べるように少し手を入れたもの)で、2ゲーム目、3ゲーム目は参加者の方が作っていらしたルールで遊びました。

1ゲーム目のオリジナルハグルは初めてのハグルということで、どうすればいいのか手探りで、とりあえず、開始時に近場にいた人にルールを色々聞いて、ある程度ルール情報を集めたところでチップの交換に移っていったんですが、チップの交換がなかなか成立しなくて困りました。そりゃあ、赤が高得点という情報を持っている人が赤を出してくれるわけはないですし、逆に点数が低いチップを受け取ってくれることもないのは当たり前です。
ほとんどの方がハグルが初めてで、たぶん経験者よりはルール情報に関する交換がかなり活発で得な情報、損な情報が共有されていたことももあったかと思います。(自分にとって)大事な情報は隠しておかないと交換で大変不便なことになるようです。
(大抵の場合、同じ情報が複数プレイヤーに配られるため、ひとりが隠しても無駄といえば無駄なんですが)

自分が大事だと思っている情報を知らない人を探しだして、かつ、その人と交換し合えるチップをお互いに持っているという状況にならないと交換がちっとも進まないので、ゲームの前半、情報をある程度集めるところまではスムーズでしたが、後半、チップの交換をなんとかしようとしてからは、ちっとも交換が進まずにもう大変でしたw。

色の指定はなく、ある枚数の組み合わせで持っていれば点数が2倍になるという情報を見てからは、とりあえず、これを目指してみようと決め、その組み合わせになるよう交換してくれる人をひたすら探しました。ベストはこの色ではないという色でもとにかく枚数を合わせようと交換するなどして、なんとか作りたかった組み合わせの枚数になったところで終了。

ゲームマスターである彼葉さんがだんだん交換しなくなるから長い時間は必要ないとおっしゃっていましたが、その通りでうまい時間設定だったと思います(確か15分くらい)。
最後まで見ることがなかった情報も5~7つくらいはありましたが、偶然、それらの情報による脱落や失点は回避できており、最終的に思っていた以上に点数が伸びたものの僕と同じで点数が2倍になる枚数の組み合わせのを作っていらした方(要は色の食い合わせが僕と違う)が断トツで勝利されました。

2戦目は情報の種類自体は少なかったのですが、チップに加えてトランプが配られました(情報、チップ、トランプの枚数は全員異なってました)。

1戦目の反省からか情報の授受はそこそこに順位に関係していそうなトランプやチップの交換をみなさん中心に行動されていたように思います。それでも、なかなか成立する交換相手を探すのは難しかったようですが。

そんな中、この2戦目で光ったのは“交易所”の存在。ゲームマスターの隣に設けられたこの交易所は、カードやトランプ、チップなど、今交易所におかれているものを好きなものと交換できる、「拒否されない、必ず交換が成立する場所」で、わざわざ人と話す必要なく交換できるよい仕組みでした。
(詳しくは後述しますが、コミュニケーション中心のゲームなので、あまりこういう仕組みが便利になるのもよろしくないのかもしれませんが、上述のとおり、交換相手を探すのが徐々に大変になっていくのであると助かるのは確かです)

ある条件を満たすと脱落するという情報がいくつかあったので、それを避けるようにはしつつ勝てるようにはしていたのですが、ちょっと情報の解釈を間違えて、答え合わせタイムでは一番初めに脱落した数人に入ってしまいましたw。
脱落した要因は実際に脱落した1つのみで、そこさえ避けれていれば勝てていたようだったので残念でしたが、まあ、それを言い出しても始まりませんね。

3戦目はジャケ写ハグルと銘打たれていて、ゲーム開始後、3分おきにデジカメで写真を撮り、その写真からフォトパーティー(というパーティーゲーム)の要領で点数を得て、合計点を競うというもの。写真の採点は一番最後にまとめてやるのでゲーム中はどれくらいの点数なのかはわかりません。

交換材料として今回配られたのは、得点に関する情報と写真に写るためのチケット。チケットは時間が指定されており、その時間を過ぎると基本的に無用のものになります(正確には違うんですが割愛します)。
最初の写真撮影はあっという間にきますし、そのあとも3分おきにどんどんくるので、この3戦目が一番活発に交換、交渉が行われていたように思います。

設定や得点条件も実際の音楽レーベルやCDのジャケットが元ネタになっているようで知っている方は大変楽しめたようです。僕は疎いのでそういった楽しみはありませんでしたが、ハグルの面白さに加えて、フォトパーティー的な面白さ(得点を取ろうとしてみんなが変な格好で写真に撮られる→変な格好でしばらく止まってないとならない)もあり、げらげら笑えましたし今日のハグルの中では一番楽しかったです。

最後はプロジェクターで元ネタ風に加工した写真と元ネタを並べて見せつつ採点を行い、1位を決めましたが、まあ、順位はどうでもよかったです(といっても、知らない情報で点数が伸びなかったり下がったりすればもちろん悔しいんですし、高得点取れれば嬉しいんですが)。
だいたい3枚くらいずつ写真を撮る機会があったんですが、トップの方は全ての写真で取りえる最高点か、それに近い点を取っていらして、みんなから、おおおおーと賛嘆の声があがっていました。

どういう理由かは忘れましたが、何故か自分の中ではハグルは推理ゲームに近いところにカテゴライズされていました。実際に遊んでみると、そんなことは全くなくて、交渉ゲームであり、とても楽しいパーティーゲームでした。推理ゲームの面白さは情報の授受とその処理部分にあると最近思うようになってきてるので、ハグルでも面白さを感じるポイントは推理ゲームに近いものがあり、遊んでみたプレイ感は別にして、やはり自分の中では推理ゲームと似た面白さのゲームというところにカテゴライズされたままのようではあるんですが。

理想的には全ての情報を手に入れて、最高点になる得点要素の組み合わせを特定し、得点要素の交換でそれを見事に手に入れるということになりますが、情報や得点対象の交換相手全員が競争相手である状況では、理想のプレイをするのは無理ですし、勝ち負けを真面目に考えて勝ちに行こうにもちょっと運要素が大きすぎる(自分が情報収集を止める前までに高得点につながる情報を手に入れ、かつ、高得点に必要な得点要素(チップやカードなど)を手に入れ、かつ、自分の知らない情報で自分が不利益を受けない必要がある、もしくは原因はともかくすべての他人が自分より点数が低い)ので、パーティーゲームとしてとらえてしまいますが、大変面白いゲームには違いありません(チームを組んで、その中の誰かが勝つのを目指したり、何戦もやって勝率をあげていくゲームとしてとらえれば、話は違うのでしょうが、そういう要素を入れれば話が変わるのは他のゲームでも同じなので、あくまでひとりで1回きりで遊ぶとしたら、やはり他のゲームと比べてパーティーゲームよりだとは思います)。

まあ、ある程度以上盛り上がるには、システム的には投げっぱなしなので参加者の大半が、(運ゲーじゃねえかなどと冷めたりせず)情報共有や交換など積極的に勝つための行動をとる必要はありますが、交渉、交換自体が楽しいことですし、徐々に全体像が判明していく過程もまた楽しいので、ここは危惧するような点ではないと思います。

シド・サクソンのルールでは15人となっていますし、大人数で行われることが多いようですが、10人でも5人でも、分割されている情報を集めるというだけでも面白いので、『ハグル』ではなくても、機会があればそういった遊びをやってみてください。
たぶんですけど、ワトソン&ホームズとか、謎解き系のゲームの情報を参加プレイヤーが分割して持って、お互いに交換したり聞きこんだりして情報を集めていくという遊びは大変楽しいものになるのではないかと思います。

看板娘
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続いて看板娘の15人戦で遊びました。

看板娘は2003年のSDJ候補にも選ばれているフリーゼのゲームで、アクションポイントを消費して、ゲームボード上を移動して様々なお店により、商品の購入や売却をしたりしつつ、神像を既定数集めるが目的です。プレイヤーが魚屋に入ると、野菜屋で野菜が生産されるというようにお店同士に相関があり、また、ボード上に同じ商品が多ければ安く買えたり、少なくなれば高く売れたりというような、システム上で制御されている商品とお金の動きをうまいこと捉えて、手に入れた商品と神像を交換していって目的を達成するようなゲームです。

このゲーム、通常は3~5人用なんですが、入っているコマの形によって、A、B,Cと箱に書かれており、その3つをそろえることで、最大15人プレイが可能になるという変なゲームです(“最大”なんでたぶん10人くらいいれば3つ使って遊べます)。

通常は、1つのボード内で神像を3つ手に入れれば勝利なんですが、15人プレイ版では3つのボードごとに手に入る神像が異なっており、各ボードで1つずつ神像を手に入れる必要があります。もちろん一番初めに神像3台を手に入れたプレイヤーが勝利します。

この15人版の楽しそうなところは、アクションポイントを消費することでプレイヤーがボード間を自由に移動できるというところです。
始めは各ボード均等にプレイヤーを割り振ってスタートしますが、1つのボードにつくプレイヤー数に制限がないので、あるボードでは15人のうち8人も集まっているけど、一方で他のボードでは1人しかいないという状況が発生します。さらに手番は時間制とかではないので、早く回そうと思えば他のボードとどんどんアクション数の差ができていきます。

そういう同じゲームをやっているのに、ボード(実質的にはテーブル)ごとに進行スピードが異なるという、リアルタイムゲームの要素が入ってくるというか、通常であれば盤外のことでありメタゲーム的な要素が実際のゲームプレイの要素に入ってくるのが大変面白そうというか、フリーゼらしいです。

看板娘自体を僕は初プレイだったんですが、1つのボードに限ってもプレイヤーの動きと島に配置されているお店の自動処理で経済が形造られているところはなかなか他にないプレイ感で面白かったです。
さらにお店は全部で何十枚か用意されているうちの12枚だけを抜き出してボード上にランダムに配置して使うので、お店の種類や配置で経済の回りやすさがプレイのたびに変わるようですし。

今回はスタート時にいた島(ボード)の神像を手に入れてから、右隣の島の神像を手に入れたところで、他の方が3つの島でそろえてしまいゲーム終了となってしまいました。
まあ、せっかくの機会だしと、3人が終了条件を満たすまで続けたところ、この島にいるの自分だけだ!というこのゲームなりの面白さ(複数人で遊んでいるのにソロゲー)も味わえましたし、満足です。
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(ずっと俺のターン!(他の卓にはすごい数の人がいることになります))

大変楽しいゲームなんですが、真面目に考えると作りは大変荒いです。

お店の種類や配置がボードごとに異なるのでそもそも経済の回りやすさがスタート時点からプレイヤー間で格差がありますし、他のボードよりも早く手を回した方が当然有利なので、ボード内に早回しプレイヤーが多いか少ないかで、また差ができます。
今回のプレイでは1ボード、早回しのメンツが集まったテーブルがあり、しかも、そこのお店の配置がお金や商品を手に入れやすかったようで、ゲーム終了条件を満たした3人は3人ともこのボード出身でした。
このボードだけサプライからお金がなくなるほどサプライからお金がプレイヤーにわたってましたし、まあ、妥当な結果ではありました。

この差も含めてわいわいと楽しむゲームだとは思いますし、実際楽しかったので、いい経験でした。

1手番の時間が決まっていて、実際にボードについてる人数に手番のまわるスピードが依存した方がゲームとしてはいいんでしょうけど、それやって、競技性あげてもそう面白くならなそうな感じはするんで、これでいいんだと思います。

プレイヤー間で手番のまわる早さが異なるというのも面白いなーと思ってたんですが、よくよく考えてみると、デッキ構築だったり何らかのルーチンを作るゲームで擬似的に実現されてるんですよね。そういうようなゲーム遊ぶことが今後あれば、ちょっと意識してみようかと思います。

15人集めたり、ハグルの用意をしたり、看板娘を3種集めたりは大変だったかと思います。貴重な機会に誘ってもらえたのは彼葉さんにひたすら感謝感謝です。

第44回偽エッセン会

僕が参加できなかったり、最後のラウンドの得点の伸びがかなりあるのに時間の都合で途中終了になってしまったりで、ブログ上ではかなり回次が開いてしまいましたが毎月開催はされていた偽エッセン会。今回はちょうど会場として使わせていただいているフローチャートが7周年ということでお祝いさせていただいたりしつつ、くじ引きをしたり。記念料理とかもありました。

ダイナスティ
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今回はぐんまさんが個人輸入されていたハンスの新作であるこちらを。

テーマは政略結婚で、中世ヨーロッパを舞台に各国に自分の一族の人間を送り込んでマジョリティ争いをするゲームです。

プレイヤーは手番に手札を1枚プレイしてそのカードに書かれたアクションの中から1つを選択して実行します。これを全員がパス抜けするまで時計回りに実行します。手札は使い切る必要はなく、次ラウンドに持ち越すこともできます。
その後、ラウンド終了時の処理をしたのち、手札が補充され、次ラウンドに…というのを規定ラウンド繰り返し、勝利点の高いプレイヤーが勝利します。

カードに書かれたアクションは基本的には、婿を決める、嫁を決める、交易する、有力者の力を使うのうちのいずれか2つと、スペシャル効果の3つです。カードプレイ時にはその中から1つを選択します。交易以外のアクションには対応するリソースがあり、それを規定数支払う必要があります。
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(手札にはアイコンが3種類とスペシャル効果が書かれています)

たる田さん、しのぽさん、ぐんまさん、僕の4人で。

ゲーム開始時にハンスお得意の目的カードが2枚ずつ配られます。このカードには都市名が2つずつ書かれており、その都市の婿か嫁に自コマがおいてあれば得点になります。
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(僕に配られた初期目的カード。ちなみに都市名が指定されているのは初期目的カードだけで、ゲーム中に手に入る目的カードは、「あるリソース数が現時点でトップ」とか、「ボード上に嫁としておいたコマ数×○点」みたいなのです)

まず、婿と嫁ですが、ボード上の各都市に婿スペース、嫁スペースがあります。対応するアクションの書かれたカードをプレイし、置きたいスペースに書かれたリソース(婿なら黒、嫁なら白のリソース)を支払って自コマを置きます。当然、各都市には婿1スペース、嫁1スペースしかなく、また、置かれたコマをどかすことはできないので目的カードを達成したければ先に置く必要があります。

正直、僕はハンスの目的カードによるゲームバリエーションの付け方は好きではないのですが、今回、お、と思ったのが2点。
まず1点目、ゲーム中にも目的カードを手に入れる機会がありますが、ラウンドを持ち越せる枚数に制限があったり、ゲーム終了時だけでなくラウンド終了処理中に得点化することができたりと、得点機会がゲーム終了時だけではなくなっている点。このため、”その時点で”あるリソース数がトップであることでX点だったり、ラウンド1なら1コマ5点、ゲーム終了時なら1コマ3点みたいなのがあります。

(でも、ゲーム開始時の目的カード、都市2つにコマを置くというのはどれも変わらないのにコマを置く際に支払うリソース数によって得点に(数点ではありますが)差がつけられてるのは納得いかないですがw)

2点目は目的カードから得られる点が低くなっていることです。得点機会はだいたい以下の4つで
・1,2ラウンド終了時、各都市に置かれた独身(婿or嫁が単体)のコマ
・結婚(1都市の婿、嫁の両スペースが埋まった)時に振られるダイス
・目的カード
・ゲーム終了時、各国においてるコマによるマジョリティ

たいていのゲームだと目的カードとか最後のマジョリティの得点が大きいんですが、ダイナスティでは特に目的カード1枚当たりの点数が低めに抑えられているように感じました(そうはいっても大きく得点源ではあるんですけど)。

まあ、ともあれ、特に指針もないし、ラウンドを跨げる目的カードの枚数も制限があるので、とりあえず最初にもらった目的カード達成に向けて動こうとしましたが、初期にもらえるリソースだと目的カード達成に全然足りないので、リソースを取ることにしました。

リソースを獲得する方法はいくつかあるんですが、運の要素なしで取れるのは、交易アクションを行うか、有力者の力を借りるかの2択。

そのうち、有力者の力を借りるは対応するアクションの書かれたカードをプレイし、青のリソースを支払うことで実行できます。
いわゆる特殊能力タイルというのがランダムに並べられており、そのうち1つを実行できます。内訳は、交易船から1つずつリソースをとったり、他人からリソースを奪ったり、アクションカードを2枚新たにもらったり、黒白リソースなしで婿or嫁コマを置けたりなどなどと結構強いです。

交易は、ボード上に3つある交易船から1つに自コマを置きます。交易船にはリソースが5コマ置かれています。ただし、プレイヤーのコマが1つしか置かれてない時点ではリソースは獲得できません。最初に置いたプレイヤー以外がコマを交易船に置くと、あとから置いたプレイヤーが交易船に置かれたリソースを2つにわけ、先にコマを置いていたプレイヤーが好きな方を取るといういわゆる「ケーキの切り分け」が行われ、ようやくリソースが獲得できます。
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(交易船にはリソースが置かれ、各船にプレイヤーがコマを2つ置くと分配がはじまります)

各有力者は1ラウンド1回使われると自ラウンドまで使用できなくなるので、リソースを主に手に入れる方法は交易になります。
なるんですが、上記の通り、自分の手番にすぐに手に入るわけではないですし、手に入ったとしても、「ケーキの切り分け」が行われるので、交易ではある色のリソースを集中して手に入れることはほぼできません。黒や白はたいていの都市で同色のが2つとか3ついるので、まとめて渡すようなことはあまりされないのです。

そんな中、有力者タイルで各交易船から1つずつ好きなリソースを取れるフランシスドレイクを選んだたる田さんが、まとまって同じ色のリソースを手に入れて、他プレイヤーに先んじてパリに嫁を送り込みます。

都市には王冠マークのつくものがあり、その国の全ての王冠マーク付き都市に自コマを置いていればゲーム終了時にボーナスがもらえます。そして、この王冠マーク付きの都市の数は国によって異なっており、なんとフランスはたる田さんが置いたパリのみ。

これでたる田さんは王冠ボーナスの7点(ここの点はゲームごとに異なりますがだいたいこんなもんです。あと、目的カードからは10点前後もらえます)を獲得。

パリが得点的においしいのは、当然みなさん把握しており、続けてぐんまさんがパリの婿側のスペースにコマを置いて結婚成立!

結婚が成立するとおめでとうございます!ということでご祝儀のダイスが振られます。実は婿スペース、嫁スペースには大小があり、小さいスペースにコマをおいたプレイヤーがダイスを振り、そのあと、2つと1つに「ケーキの切り分け」を行い、大きいスペースにおいてたプレイヤーが好きな方を取り、残ったのを小さい方においてたプレイヤーが獲得します。

そして、このダイスが強い!運次第なので必ずしも強いわけではないですが、勝利点で5、6点もらえる目や、目的カードを手に入れる目、ゲーム終了時のマジョリティ勝負時にコマ数+1する紋章がもらえる目などなど、3種類のダイスの18個の目の中に半分かそれ以上くらい強い効果の目が入ってます。
(まあ、政略結婚のゲームなので結婚したらご褒美が強力ってのはわかるんですが)

そして、僕としのぽさんもウィーンにコマを置きあって結婚。僕としのぽさんもダイスの恩恵を受けました。

ダイス効果が強いですし、結婚成立しなくても1ラウンド終了時に盤面に置かれていた独身の婿コマ、嫁コマから得点できるので結婚に向けたアクションを行うべきではあるんですが、前述のとおり、リソースが足りないので僕は1ラウンドはしゃがみ気味でしたが、僕以外の3方はカードのスペシャルアクション「金色のリソースを支払うとカードに指定された都市に婿or嫁コマが置ける」も使うことで2,3都市にコマを置かれてました。

いや、これはまずいなーと思いはするものの、貴重なアクション回数やリソースを無駄に使うわけにもいかないので我慢しました。どうも3方はうまいこと目的カードにあった都市におけるカードを持っていたようです。

そして2ラウンド目開始。1ラウンド目に溜めたリソースでようやく都市にコマを置いていけるので、どの都市にどの順番で置くかを考えます。ダイス効果が強いので婿、嫁問わず大きいスペースの方にできるだけ置くべきだよなと思いつつ、その分のリソースも確保できていることを確認し、使うカードはこれだなーと手番を待っていると、僕の目的カードに指定されている都市の大きいスペースに上家のぐんまさんがコマを配置されました。

ぐんまさんがその都市に置かれたのはたぶん目的カードの目的地だったためでしょうし、初期目的カードの目的地が3人以上で被っているとは考えにくいので、僕の目的地になっている都市にぐんまさんにコマを置かれたとしても焦る必要はないとは思いました。思いましたが、各都市には婿、嫁が1つずつしか置くことはできないので、もうひとりどなたかがその都市にコマを置くと僕の目的カードは達成不可能になってしまいます。
それはさすがに避けたかったので、この手番に置こうとしていた都市から変更して、つい先ほどぐんまさんがコマを置いた都市にコマを置きました。
まあ、いま置こうとしてた都市には次手番でコマを置けばいいや…と思っていると、下家のたる田さんがその都市の大きい方のスペースにコマを配置w。

さすがに、ええええええーーーーと思わず口に出してしまいましたw。

しかも、この2都市はともに嫁側が大きいスペースだったので僕は嫁コマを置くための白いリソースをためていましたが、どちらもおさえられてしまったので、婿側に置くための黒いリソースが必要になってしまいました。
幸い、2つで任意の色1つとして使えるピンクのリソースがいくつかあったので、それを使ってコマを配置しましたが、えらく計画が変わってしまいました。

とはいえ、手元に白いリソースが残っていることには変わりないので、このリソースを使って空いてる嫁スペースにコマをどんどん配置しました。

そして最終3ラウンド目に突入です。

前述のとおり、主な得点源は目的カードと結婚時のダイスと、そして各国のマジョリティです。
さすがにここまでくると誰がどの国を取れそうかはわかります。

たぶん初期の目的カードで指定された都市に配置してる間に、ここの国のマジョリティとれそうだから、目的カード関係ないけどコマおいといくかという流れになっているかと思うのですが、イギリスはしのぽさん、スペインとフランスがたる田さん、そしてローマ帝国は僕、ぐんまさんは大きいスペースには数多く置いているものの全体のコマ数は少な目でボード上のコマでマジョリティを取っている国はなしという状況でした。

前述のとおり、各国の王冠マーク付き都市すべてにコマを置くとボーナス点がもらえ、フランスはパリ1都市のみですが、ローマ帝国は4都市も王冠付きがあり、僕は目的カードでそのうち1都市にコマを置いたついでに他の王冠付き3都市にもコマをおき、他にの都市にもコマを置いていたので、2ラウンド目開始時点でローマ帝国内に合計6個もコマがありました。次点が2個のぐんまさんだったので、まあ、逆転狙うような無駄なリソースを突っ込む人はいないだろうし、いてもその都度僕もローマ帝国内にコマをおけば大丈夫だろうと思ってました。

しかし、よく見るとぐんまさんの手元には紋章トークンがたくさん!紋章トークンはゲーム終了時のマジョリティを見る際にコマ1つと同等の扱いになります。
ぐんまさんは大きいスペースにコマを置くことが多く、結婚時のダイスボーナスをたいてい2つ獲得されていたのでたまっていたようです。ぶっちゃけマジョリティ争いはローマ帝国以外に興味がなく、6個もおいてれば大丈夫だろうと紋章トークンはノーマークでした。紋章トークンを入れるとぐんまさんはローマ帝国では僕とコマ2つ差、フランスではたる田さんを抜いてマジョリティトップでした。コマ2つ差というのも、1つコマを置いて、その結婚でふったダイスに”子供が産まれる”目がでて子供コマも置かれると一気に追いつかれてしまいます。

さすがにここは守らねば!と思いはしますが、それでも一気に追い抜かされるわけでもないので、まだぐんまさんの動きを見てからでいいやと別のことをやることにしました。

強力な有力者の力を借りるアクションも使いたかったのですが、なんとこのラウンド開始時に補充された僕の手札にはそのアクションを行えるカードは全くなし!
まあ、逆に迷うことなく淡々とリソース補充とコマ配置をやればいいということでもあります。
ローマ帝国以外のマジョリティ争いのトップを取るのは難しいですが、フランス、イギリス、スペインともにうまいこといけば2位ならなんとか狙えそうです。幸い手番は最後だったのでみなさんの動きを見て、するっと2位に滑り込むようにコマをおいていきます。

なんとかフランス、イギリスでマジョリティの2位を、ローマ帝国で1位を取れる状況で手札がきれたので僕はパス抜け。
手札を増やすアクションを行ったしのぽさんだけが最後まで残ってアクションをされてました。

しのぽさんはまだ初期の目的カードを達成されておらず、最後のアクションでローマ帝国のある都市にコマを置いてようやく目的達成できた!と喜ばれてました。

が、それは喜ばしいこととして、なんか大変なことが起こったような…。

この最後にコマを配置した都市には、”本トークン”が置かれていて、コマ配置時に獲得できます。本トークンにはリソースが獲得できたり、即時アクションができるものなど色々効果があるのですが、そのなかに紋章トークンと同じ効果のものがあります。
そして、しのぽさんが引いた本トークンにはローマ帝国の紋章が。
しのぽさんはこれまでにもダイス効果でローマ帝国の紋章を1つ獲得されていたのでマジョリティ争いではコマ数+2になりました。

んんんん?とちょっと慌てて数を数えてみたところ、しのぽさんのコマ数は3個なので紋章を入れてもまだ5つ。僕の6つにはぎりぎり達してませんでした。
自分がパス抜けした後で逆転されたら洒落にならんかったですよーとか言いながら、ラウンド終了時の処理に。

ラウンド終了時には、パス抜けした順番で勝利点やリソースなど各人1つずつもらえます。これは先に取られると同じものは取れません。先抜けすると欲しいものが取れるというようになってます。
一番先に抜けたぐんまさんは目的カードの達成にかかわっているようで、新しく都市を任意の国に作り出すものを選択。たる田さんはマジョリティ争いの得点にボーナス点を追加するクレストを獲得。ローマ帝国は都市数が多く、マジョリティ争いに参加するためにそれなりのリソースを割かなければならないためかクレストのボーナス点が大きく、正直欲しかったのですが、取られたものは仕方ないということで、僕は目的カードを引くことに。

そして最後にパス抜けしたしのぽさんはNPCコマを任意の都市において独身コマを結婚させることのできるものを選択。
この時も結婚祝いのダイスは振られますが、切り分けは発生せず、自分の好きな2つを選ぶことができます。
しのぽさんの振った目は…。
IMG_8170.jpg

なんと子供が産まれるとローマ帝国の紋章獲得の目が!(ともに6面ダイスに1つしかない目なので1/36の確率です)
しのぽさんは当然これを選択して一気にローマ帝国のマジョリティ争いにコマを2つ追加。これで僕が6つ、しのぽさん7つと逆転!

そりゃあ、ねえぜえええええええと大変落胆しましたが、目的カードからの点数、マジョリティ争いの争いの点数も入れていくと、なんとしのぽさんが1点差でぐんまさんをまくって勝利!
ローマ帝国のマジョリティ点が最後のしのぽさんの手番まで、僕15点、ぐんまさん8点、しのぽさん0点だったのが、最終的には、しのぽさん15点、僕8点、ぐんまさん0点と大きく点数が動いての逆転だったので劇的というか…。

ぐんまさんは合計20点くらいになる目的カード2枚を達成したつもりになって実は達成条件を満たしてなかったという悲劇もあったりしましたが、最後、かなり低い確率から本トークンでローマ帝国を引き当て、さらに1/36のダイス目を振って逆転されたしのぽさん。お見事でした!
IMG_8171.jpg
(ゲーム終了時)

ちなみに、3位、4位だったたる田さんと僕の感想戦ひとこと目は、「(プレイ内容的には負けた気がしないので)全く悔しくないな!」でしたw。

さすがハンス!傑作!といっても過言ではない面白さでした。
勝ち負けに関しては正直なところ運要素も大きいんですが、リソースの手に入りにくさ、カードによるアクションの制限、ボードの狭さ(コマ配置箇所の唯一無二さというか)などなどが絶妙で、いま手元にある手札やリソースをもとにどう自分の理想に近いプレイ(コマの配置)ができるかを計画して実行するのが非常に楽しいゲームでした。

リソース獲得して、(ワーカープレイスメントとか、カードプレイとかで)制限のあるアクションをうまいことやりくりして、得点していくというゲームは腐るほどあるわけで、別にこのゲーム独自のものというわけではないです。
では、何がこのゲームを特別面白く感じたのかというと、”盤面の狭さ”じゃないかと思います。最終ラウンドにマジョリティ争いのためにとにかくなんでもどこでもコマを置きたい!という時を除けば、ほとんどの場合で、「この都市でないと困る」ケースですし、選択肢がある時もボード全体で2,3個、しかもいくつかはもう埋まってるということが多いです。
なので、急いでコマを配置しないとならない→コマ配置のための計画実行難易度が高い&急がないとならないように思える→焦る→無事配置!→やったぜ!みたいな。

あと、全ての都市でコマを配置する際、婿と嫁にリソースの差(婿は黒リソース1個に対して、嫁は白リソース2個とか)があるのに対して、一部の目的カードを除けば婿でも嫁でも目的達成する際には関係ないというのも、達成はちょっと難しいがそれなりのバックもあるAコースと、達成はちょっと簡単だけどバックもそれなりのBコースのように計画立てる選択肢ができて計画立案のしやすさや楽しさを増していたり、他プレイヤーに置きたい場所に先置きされた際のリカバリーを容易にしてたりと、ゲーム全体が優しい作りなのもポイント高いです。

交易のリソースやダイスの「ケーキの切り分け」も、ランダムに出てきたリソースやダイス目をどんな場面でも一方が得し過ぎないように人間がコントロールする仕組みとして取り入れられてるのも、こういう手があるのかと思わされました。

「ケーキの切り分け」を主眼においたゲームって、例えばセットコレクション点に傾斜がついているなどの形でプレイヤー間での価値の違いを作り、それによって不平等な切り分け(1:5とか)でも成立する場面があったりもしますし、それが悩ましさの元になっている面もあるんですが、大抵、”全部同じくらいの価値”になってしまうことが多いんですよね。
その”全部同じくらいの価値”に人間が分けるのを運要素の軽減方法として使われてるのはうめえなあと。
まあ、それでも分ける方は、ほんとこの分け方でいいの!?って「ケーキの切り分け」独特の悩ましさにやられるのは同じなんですけど。

「ケーキの切り分け」で分け合う2人の間では出来るだけ差が大きくならないような作りになっているといっても、前述のとおり、勝ち負けはダイスの運要素がかなり大きいです。ダイス3つともカスみたいな目になることもあれば、3つともすごい良い目というのがもちろんありますし、何故か、こういうのって偏るんですよね。今回のゲームでもたる田さんが絡んだ時の目とぐんまさんが絡んだ時の目では全然価値が違ってました(具体的に言うとぐんまさんはダイスから目的カードを、3枚前後は取っている一方でたる田さんは1枚も目的カード無しだったり)。
まあ、ダイスに関して言えば、切り分け後にダイスを2つ取る側のほうが圧倒的に強いのは確かなので、婿や嫁コマの配置時に(今回のぐんまさんのように)大きいスペースばかりにコマを置いて運の偏りを減らす手も有ります。

運要素に関しては、プレイ時間もそれほど長くないですし、絶対に俺は勝ってやるぞ!!!とか思って遊んでるわけでもないですし、上記の通り、計画をうまいことやって大きいスペース中心にコマを置けば軽減される問題なので、それほどマイナス点とは思ってません。

それでも一応、不満もあります。僕はもともとハンスのプレイヤーに自由にやらせてるようで、その実、デザイナーが敷いたレールの上を走らせるような作りはあんま好きではないのですが(自分が勝手に思ってることなので、あんましっくりこない方ばかりかもしれませんがw)、前述の”盤面の狭さ”も初期目的カードの都市をプレイヤー間で被らせることなどで煽ることによって実際のボードの作り以上にプレイヤーに意識させてる(焦らせている)という面もあり、ハンスの手の上で踊らされてるなあというのは、正直気に入らないです。
気に入らないですが、それでも魅力のほうが上回って、早くリプレイしたいなーと思わせてくれるタイトルでした。
プロフィール

ひだり

Author:ひだり
川崎市で相方や友人たちとボドゲやってます。

オールタイムベストは、
・グローリー・トゥ・ローマ
・バサリ
・インペリアル
・アフター・ザ・フラッド
・ゴッズプレイグラウンド
・HABA社製品 全般

推理ゲーム好きだけど↑には入ってないという
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連絡先:hidarigray@gmail.com
※当blogはリンクフリーです

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